興信所の定番調査メニューである、結婚相手の調査について簡単にまとめています。
家柄調査から本人調査への時代へ
昔は結婚調査といえば、相手の実家の家柄・評判を調べるものでした。
しかし、最近はその需要は激減しており、かわりに結婚相手当人の行動調査が主流になっています。
- 渋谷のIT企業勤務との触れ込みだが、具体的に何をしているかわからないので調べてほしい
一番頻繁に聞くのがこの相談です。
似た相談では次のようなものもあります。
- 別れさせたはずだが、また会ってないか調べてほしい
こうしたことは行動調査をかければすぐにわかります。
尾行して写真で行動記録を取り、報告書にまとめるのです。
問題がある人間の場合、行動調査をすればすぐにいろいろなことがわかります。
- 他の異性と親密な交際をしている
- 実は既婚者で子供までいる
- 自分で言っている会社に通勤していない
- パチンコ屋に入り浸っている
- 裏社会の友人が多いようだ
- 複数のサラ金に出入り→多重債務者の可能性大
結婚相手の行動調査は悪か？
特に問題がなさそうな相手についてまで調査をすることには異論はあると思います。
しかし、結婚させていい相手かどうか、重大な懸念がある場合は、絶対調べるべきです。
悪い相手だった場合、子供さんは下記のような辛酸をなめます。
- 借金苦や暴力など不幸な結婚生活
- その挙句の離婚
- シングルマザーとなって育児に苦労
- 結婚費用・新居費用などの経済的損失
- 結婚詐欺だった場合は貯金の損失や借金
- 人生の一時期の喪失と深い心の傷
悪い予感がしているのに、みすみすそんな道を歩ませてはいけません。
そんな危険から子供を守るための調査は、決して悪ではないはずです。
そして調べてみた結果、思い過ごしであったとわかったら、調査したこと自体を忘れたらいいのです。
従来タイプの結婚調査減少の背景
結婚相手の実家の家柄・評判を調べる調査が少なくなったのはいくつかの要因があります。
- 家系・一族優先の時代から個人優先の時代になった
- 当人ではなく家柄を結婚の判断材料にすることに批判的な人が増えた
- 「差別につながる調査」が違法となり、調査範囲に制限がかかった
- 第三者の戸籍閲覧ができなくなり、技術的にも簡単に調べられなくなった
この傾向は全国的なものですが、プライドの高い旧家が少ない埼玉では、従来タイプの結婚調査の依頼は特に少ないです。